猫ちゃんの感染症について

2021/02/28

パル動物病院 院長の三宅です。

初めて、仔猫をお迎えされた飼い主様へお願いです。
ベテランの飼い主様は、重々ご存知ですが

猫ちゃんには【猫エイズ】という怖い病害があります。
人から猫、猫から人には感染しません。
大半の感染経路は、猫同士のケンカ。。。

一頭飼いで、お家から絶対に出さなくても
野良ちゃんが遊び気に来てしまい、ケンカになって感染してしまう事もあります。

次に、フィラリア。
ワンちゃんでは狂犬病と同レベルのメジャーな病害ですが
猫ちゃんにも感染します。

主な感染経路は、『蚊』。
箱入り猫ちゃんにしていても、『蚊』はやってきます。
感染した猫ちゃんの内約4割が室内飼いの猫、との報告もあるようです。

南河内・喜志・富田林は水田や自然が多く、蚊の発生も多いため
感染機会も増え、フィラリアの発症率が高い地域です。

フィラリアは心臓などに寄生する寄生虫です。
犬やフェレット、猫以外の動物にも寄生しています。
猫フィラリア感染率は、おなじ地域に住む犬の感染率の10〜20%とも言われています。

猫フィラリアは、犬にくらべて『突然死』を招く場合もあり
発症後の治療でなく予防の徹底をお願いします。

治療に早すぎる事はありません、少しでも異常を感じたら、遠慮なくお問合せください。